ビジュアルコーチングの演習について

 今日の午前、私が受講している講座である「キャッシュフローコーチ養成塾」で、課題としている「ビジュアルコーチング」の個別演習を行いました。

 この「ビジュアルコーチング」とは、以前の日記にも記載しましたが、クライアントのお困りごとに対し、現状と理想(ビジョン)のギャップを解消するための解決策を、クライアントとの対話により導き出す手法のことです。

 これは、私がこの養成塾でコンサルティングの肝と位置付けている重要な演習であり、特に習得を目指したいものであります。

 その演習については、同じ塾に参加している同期の仲間同士で、一方がクライアント、もう一方がビジュアルコーチとして役割分担し、そのクライアントの実際のお困りごとに対しコーチングするものです。

 2人で行う演習ではありますが、様々な人と違った組み合わせで行うことで様々なバリエーションを体験することになるため、数をこなせばそれだけ自分のスキルとして磨かれるのです。

 今回は、同じ班の一人と行うことになり、前半は私がコーチの役を、後半は相手がコーチの役を演じました。

 今回の相手は私と同じ士業で、もうすでに開業6年目で組織も大きく、かなり成功している方でした。

 その方のお困りごとは、今の主要業務の売上を1.2倍にしたい、という売上増加に関する内容で、これはマーケティングに関する知識・ノウハウが生かせる課題であると考えました。

 しかしながら、ビジュアルコーチングはあくまで相手との間で安心・安全・ポジティブな状況を作り出し、その中で相手との対話によって解決策を導くことを主眼としており、当方の知識・ノウハウを上から目線で指導する、といった先生業で陥りがちな指導法ではありません。

 そのため、いかに相手がフランクに本音を語ってくれるか、ということがこのコーチングの核心と言えます。

 このスキルは、クライアントのお困りごとをクライアント自ら解決する手助けをすることでクライアントが納得し、自ら行動することを促進するための、まさにコンサルタントが目指すべきスキルなのです。

 今後も何人かと行う約束をしておりますので、いろいろとバリエーション豊かにこなしていきたいと思っています。