中小企業診断士制度について

 昨日、神奈川県中小企業診断協会の令和4年度入会員の集まりである、「令4会」なる会合に出席しました。

 場所はJR石川町駅北口から徒歩3分ほどのところにある、かながわ労働プラザという会場の会議室です。

 神奈川県中小企業診断協会は、文字通り神奈川県における中小企業診断士が運営する協会で、中小企業・小規模事業者の経営診断および助言、支援を行う診断士を統括する組織として、昭和32年に設立された団体です。

 中小企業診断士制度は、中小企業支援法という法律に基づき、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。

 中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。

 また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。

 このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。

 以上は、一般社団法人中小企業診断協会のホームページから長々と引用させていただきましたが、そのような診断士の役割を十二分に発揮するためには、幅広い人脈を駆使することが重要で、そのためには横のつながりを大切にする、ということです。

 つまり、様々な会合に顔を出し、常にアンテナを張り巡らしながら、相互互助の精神で協力体制を築いていく、とうことです。

 この点は、私のもう一つの資格である税理士とは大違いです。

 税理士は独占業務があるためか顧客の奪い合いとなっており、同じ税理士同士が相互に協力することはほとんど無いようです。

 そのような両極端な2つの資格を持つことで、これからどのような事業が展開できるかが楽しみでもあります。