税務署幹部職員との会合

 私が所属している東京地方税理士会横浜中央支部で、毎年何度か、税務署幹部職員との顔合わせ会が開かれているようです。

 今日がその会合の日だったのですが、税務署職員の定期異動が毎年7月10日なので、新任の職員紹介という意味で、この時期に顔合わせ会を開くのでしょう。

 私も国税局・税務署勤務時代には、毎年7月10日は特別な日で、ドキドキ・ワクワクしていたのを思い出します。

 国税を去ってから9年余り、今年60歳になり定年の年でもありますから、同い年の同期であれば、リタイアして当てがある人はそのまま第二の人生を送るでしょうし、まだ当てがない人は引き続き一般職員として継続任用するでしょう。

 いずれにしても、定期異動は運命の分かれ道になる、人生で重要なイベントになります。

 それはどのサラリーマンでも同じで、やれ出世だの、やれ左遷だのと、いろいろなドラマが繰り広げられてきました。

 そのようなことを思いつつ、税務署の幹部職員との会合を見学させていただきました。

 見学いうのは、その会合にその場で居合わせたわけではなく、昨今のコロナ禍のため、その模様をオンラインで生配信されたものを見たに過ぎないので、見学という言葉を使った次第です。

 会合では、横浜中税務署の署長を始め、副署長や総務課、管理運営部門、法人課税部門、個人課税部門、資産課税部門の各代表統括官が出席され、新任・留任のあいさつのほか、各部門から税理士会へのお願いと称してそれぞれ担当部門の協力要請を述べられたのですが、共通していたこととして、「DX花盛り」ともいうべきか、代表されるe-Taxに関連する内容を多いように感じました。

 税務行政サービスのDX化はかなり以前から進められていましたが、まだまだ日本全体の行政サービスは道半ばのようで、諸外国に比べ、国として技術力はあるものの、保守的な民族性のためなかなかデジタルの普及が進んでいないようです。

 私は、自分がこれから税理士として行うサービスとしては、効率化推進の観点からDX化を積極的に推し進めようと思っていますので、社会インフラとして行政サービスがどんどんとDX化されることは大歓迎です。

 そんなことを思いつつ、税務署幹部職員との会合の様子を見学いたしました。