電子書籍のあれこれ

 最近、私は読書をするのにKindleという電子書籍を利用しています。

 Kindleはご存じの通りAmazonが提供する電子書籍サービスで、すでに何百万種類もの電子書籍が刊行されております。

 Kindleは本屋に行く必要もなく、ネット通販で宅急便の到着を待つ必要もなく、購入後すぐに読むことができるのが大きな利点です。

 その代わり、手に取って購入を検討することができず、ネット上の書評や読者レビューなどで購入を判断しなければならないのが、欠点と言えば欠点です。

 また、購入といっても所有権を得るわけではなく、「利用権」が与えられるだけですので、紙に印刷したりはできません。

 もし、万が一Amazonが倒産やサービス停止などしたら一切利用できなくなり、支払った分は丸々損することになります。

 このようなリスクがあるため、PDFで購入する方法もあり、いくつかの電子書籍はその方法で入手しております。

 また、それ以前では持っていた紙の書籍の背表紙部分を裁断し、スキャナー機器で読み取ってPDF化するという、いわゆる自炊をしておりました。

 すでに数百冊の本をPDF化してiPad miniに入れ、「SideBooks」というアプリでたまに読んでおります。

 PDFなので、電子書籍に限らず、チラシやパンフレット、取扱説明書なども読んだり、またクラシック音楽好きな私は「IMSLP」というサイトから、著作権フリーの楽譜もダウンロードして、その楽譜を目で追いながら音楽を聴くということも行っております。

 このように電子化された書籍などは、当然端末を利用して閲覧するわけですが、その端末の容量がある限り、いくらでも常時所有することができ、どこでも読むことができることが、電子書籍の最大の利点と考えられます。

 私はiPad miniにほとんどの電子書籍PDFを入れておりますが、同じものをMicrosoftのOneDriveというクラウドサービスにも入れているため、パソコンやiPhoneなど、別端末でも気軽に閲覧することができ、その利便性はさらに広がっております。

 便利なものをとことん便利に使いこなすことが、今流の生活スタイルと言えるのではないでしょうか。