別の研究会への体験参加について

 以前、神奈川県中小企業診断協会で登録されている研究会であるAIビジネス研究会の体験参加をお話ししましたが、今回は別の研究会である「マーケティング実践研究会」の体験参加についてお話しします。

 マーケティングと言えば、これから何らかの物などを販売する場合に、いかに顧客の目に触れて、認知してもらい、購入まで導くか、という仕組みづくりと言えるかと思います。

 特に診断士の提供スキルとしては、マーケティングは重要な位置に占めており、これを支援する能力が十分に発揮できれば、顧客からの信頼度が大きく増すことにもなります。

 また、それこそ自分自身の顧客獲得にも大きな役割を発揮することができるので、きわめて強力な武器となるでしょう。

 このようなマーケティングのスキルを実務で実践している診断士の発表の場が、今回体験参加したマーケティング実践研究会であるので、その参加意義は大いにあると思いました。

 会の進行として、まず前回の課題に対する各人が思うところを発表する、ということが行われました。

 課題としては、中小企業の情報発信に対して自社がどのように心がけるべきか、またどのような情報発信方法があるか、という2点について十数名の方々が発表したわけですが、抽象的な回答をする人もいれば、個別具体的な回答もあり、顧客ニーズは何かをもとに発信することが重要であるという点が、主な共通点だったと認識しました。

 次に、輪番で当番の方の個別事案の発表がありました。

 内容は、段ボール製造会社の事例と、車のコーティングサービスをする会社の事例ですが、前者は需要は年々上がっているにもかかわらず薄利多売のため利益率が低い会社であり、営業担当の個々の手腕により売り上げが左右されるということ、また後者は成長著しく、ガソリンスタンドとのコラボにより10年前の4~5倍の売上増、利益増であったこと、が説明されました。

 いずれの例も発表者が関与する会社の事案として、その実態を垣間見ることができ、それだけでもこの研究会の参加意義が果たせたものと思いました。

 そして、最後は各グループに分けてのグループ討議でした。

 私は体験参加として「営業力強化」というグルーブに参加しましたが、進行の都合上、討議する時間があまりありませんでしたので、課題の発表とそれに対する質疑だけで終わってしまいました。

 ちなみに内容は、Facebookのサービスのうち、FacebookイベントとFacebook広告の仕組みとその活用方法についての発表でした。

 コロナ禍の中、オンラインの体験参加でしたが、マーケティングは永遠のテーマであることから、その方法は日々進化しており、継続的に探究するテーマであることから、引き続き参加していきたいと思いました。