学生の保証人

 私の下の息子は都内私立大学の2年生で、横浜にあるキャンパスに通っています。

 都内なのに横浜?と思うでしょうが、学部により通う場所が分散しており、息子の通う学部は横浜市内のキャンパスにあるため、卒業までここに通うことになります。

 その大学で主催する「保証人対象 大学との連絡会」なる会合に出席しました。

 昔でいうPTAなのでしょうが、大学ともなるとその結びつきが緩やかなので、年に数回行われるだけの会合のようです。

 また、名称に「保証人」とあるのも、学生のほとんどが18歳以上の成人なので、保護者といわず保証人という名称を付けているのかと思います。

 もっとも、大学ともなると地元とは限らす、地方から上京して下宿するケースもあるでしょうから、その際は東京近郊にある親戚が保証人という場合もあるでしょう、必ずしも親が保証人になるとは限らないと考えられます。

 その会合ですが、前半では大学の現状や学科単位の取得状況、大学院進学の勧め、就職状況について説明がありました。

 また、後半では各学年のクラス単位で担任の先生との懇談がありました。

 息子は理系ですが、中でも情報システム系なので、大学院に進学する学生は1割程度で、昨今の就職状況では情報系は売り手市場のため、ほとんどが大学卒で就職するようです。

 大学側としては、大学院進学をするとより希望の就職先に入れますよと宣伝して進学者が増えることにより、学費収入が増えることも当然考えあってのことでしょう。

 しかしながら、大学院では学生個々にプロジェクトに参画し、企画力や実行力、コミュニケーション能力などが必然的に身につくため、より就職活動に有利であるとの説明に説得力があるため、その選択肢にも魅力を感じました。

 「大学院から就職すると生涯収入は大学卒の1.5倍なので、大学院での学費は先行投資と見てください」という説明にも説得力があり、大学院進学を考えてもいいと思い始めています。

 ただ、自分は独立開業したばかりなので収入も満足になく、当面の貯金もだんだんと減っている状況なので、今の段階ではなかなか判断が難しいところではあります。

 決断はまだ先なので、それまでに収入の目途を立てて、余裕でその時期を迎えるようにしたいと思います。