欲望と妄想

 今回は、少し哲学的な話題かと思いきや、単なる欲望が募って妄想が暴走している、という話です。

 私が今までのガジェットをApple製品に集約している件は、以前の日記にも書きましたが、そのApple製品で利用するアプリもいくつか新たに使おうと考えています。

 例えば、GoodNote5であったり、Notionであったり、あまりWindowsでは利用してなかったアプリをこれから使いこなそうと思っていますが、如何せんそれらの使い方がわかりません。

 そこで、YouTube動画の中から、初心者でもわかる解説動画をいくつか見ることにしました。

 詮索する中で、とあるYouTuberの方が午前中の仕事を休んで、折りたたみ自転車で行ける距離の大きな公園で、コーヒーを飲みながら森林浴する動画を見つけました。

 私は、以前から折りたたみ自転車には興味があり、会社に勤めているころは余裕がないので、リタイアしたら乗ってみたいと思っていましたので、自然とその動画に魅せられてしまいました。

 もっとも、私が住んでいる横浜市は坂が多く、その上り下りには自転車では酷な環境でしたので、積極的に自転車を乗り回すことは考えていませんでした。

 しかしながら、折りたたみ自転車となると、いわゆる輪行として電車やバスに気軽に持ち込むことができますので、そのような不便はある程度払拭できます。

 そして、その動画で利用している折りたたみ自転車は、イギリス製のブロンプトンという人気車種で、高価ではありますが、折りたたむ時間がスムーズであったり、折りたたんだ大きさも他の折りたたみ自転車よりも小さくなったりすることから、使い勝手がよさそうだと注目したのです。

 そこから、その自転車に対する欲望がだんだんと強くなり、次第にあれやこれやと妄想を抱くようになっていました。

 その妄想とは、その自転車に限らず、周辺機器にまで及び、フロントに取り付けるカバンはあんなのがいいだとか、輪行するためのカバーはこんなのがいいだとか、いろいろと自転車グッズ販売サイトをネットサーフィンする始末です。

 そのため、本来行おうとしている顧客獲得のための計画や試行が疎かになり、またもや獲得の機会が先送りされるのでした。

 ああ、いつになったら仕事にありつけられるのか、欲望とさらなる不安に苛まれながら、今日この頃を過ごしています。