IoT研修を受講して
今日は、午前中に中小企業大学校が主催する研修をオンライン受講しました。
それは、中小企業に対して低コストでIoTの導入することを支援するための研修です。
研修は先週金曜日に3時間、今日3時間の合計6時間というもので、本来は1日で行う内容ですが、コロナ禍によるオンライン開催であり、前半最後に課題が出て後半でそれを活用するという編成となっているため、2日に分けて行いました。
この研修は中小企業診断士のスキルアップのために設けられたもので、5年ごとに行われる資格更新に必要な「理論政策更新研修」に指定されているため、この研修を修了することで、更新要件の1回分を満たすことになるのです。
この更新要件としては、このような研修を5年間で5回受講するほか、実務従事に同じ5年間で30日こなすことが決められています。
私は、実は先月も別の更新研修を受けたので、2年分更新したことになり、多少の余裕となりました。
前置きはそのくらいにして本題に入りますが、企業、特に製造業を営む企業がITを効率的に運用して生産性向上や品質向上、短納期対応などを成し遂げるためには、まずそれぞれの業務の状況を「見える化」することが必要となります。
そして、その見える化のためには、それぞれの業務から必要なデータを取得しなければなりません。
データとは、例えば生産性向上を測るための指標である、労働生産性、人時生産性、資本生産性、全要素生産性などを計算するために必要なデータと考えればいいでしょう。
そのデータを常に取得することで、さまざまな実績が数値として蓄積され、それが積もり積もってビッグデータとなればAIに活用できるなど、そのデータを分析することで経営改善に対して大きな武器となるのです。
そして、そのデータを取得するためのツールを、この場合の「IoT」と呼んでいます。
今、さまざまなベンチャー企業がスマホやパソコンを活用したIoTツールの開発を行っており、ツール自体も簡単な仕組みのものであるため低価格で提供できることから、中小企業が導入しやすくなります。
まだまだ中小企業には認知されているにもかかわらず導入していない企業が多いため、中小企業診断士がIoT導入のためのコンサル活動により経営改善の支援するために、このたび研修が実施されたのでした。