音声読み上げによる読書

 私はよくKindleで読書をしますが、読む時間帯が事務所から帰宅後の団らん時が多いため、なかなか読書に集中できないことがあります。

 以前の職場では、片道1時間40分ほど掛かっていましたので、絶好の読書タイムでしたが、今は片道10分なので、通勤時、帰宅時には徒歩を含めてイヤホンでPodcastやネット動画の音声などを聞いております。

 ただ、興味あるPodcastもそれほどなく、ネット動画の音声も最近の話題が似通っているので、少し飽きてしまっています。

 Kindleといえば、同じAmazonが提供するサービスに「Audible」があり、一時期利用していました。

 しかしながら、いわゆる朗読ですので、読み方が何となくわざとらしく、こちらも長く聞くと飽きがきてしまい、また作品数もKindleに比べ絶対的に少なく、今は聞いておりません。

 そこで注目したのが、Kindleの文章を読み上げるソフトの活用です。

 私は日ごろからiPhoneを利用しており、その設定の中にはアクセシビリティという便利技を集めたツール集があります。

 そして、その中に「読み上げコンテンツ」なるツールがあるのではありませんか。

 早速、このツールを使ってKindleを読み上げさせたところ、若干たどたどしい部分はありますが、十分に実用的に聞くことができました。

 これを通勤時にカバンに入れて読み上げを聞きながら歩くことをしようとしましたが、そのページの最後の文になるところで音声が止まってしまいました。

 つまり、ページをその都度捲くらないと、その先を読んでくれないのです。

 確かに、「画面の読み上げ」とありますので、画面に表示されている部分は読み上げてくれるのですが、その先に行かない限りそこで終わる仕組みなのでしょうか。

 いくつかKindle読み上げを解説しているサイトを見ても、この問題の指摘するだけで解決策のないのサイトばかりでした。

 辛抱強く探していると、とあるサイトにこの解決方法がひっそり書かれていました。

 それは、Kindle側で「連続スクロール」という機能を使う、という方法です。

 早速試そうと、Kindleの設定を見たところ、連続スクロールの欄はありましたが、薄字で「利用できません。」とありました。

 諦めるしかないか、と思い、Kindleの画面を見ながら音声コントローラーのページ送りをいじっていると、あれあれ、今度は何もしないのに次のページに自動でスクロールして読んでいるぞ!?