モバイルボヘミアンという生き方
私が今Kindleで読んでいる本は、本田直之氏と四角大輔氏が著した「モバイルボヘミアン」という、今から5年ほど前に出た本です。
モバイルボヘミアンとは、「仕事」のためだけに生きるのではなく、「好きなこと」を中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方です。
この本は、その問題提起から具体的なモバイルボヘミアンとしての生き方を指南した、多様な生き方、仕事の仕方の一方向として示したものといえましょう。
実際、著者の二人は、定住している場所が、本田氏はハワイ・オアフ島、四角氏はニュージーランドのいずれも海外で、1年のうち3分の1が日本、残りを海外の定住地や全世界にまで広げています。
どうしてこのような働き方、生き方ができるかというと、いわゆるモバイル機器を駆使しており、どこでもインターネットを介して仕事が完結しているからです。
また、よく「ノマドワーカー」とか「ノマドライフ」とか言いますが、この本ではその「ノマドライフ」の次のフェーズとして「モバイルボヘミアン」があるとのこと。
その辺の経緯を、この本の文面からピックアップしてみます。
「数年前に流行った言葉に「ノマド」というものがある。(中略)だが、この言葉は陳腐化してしまった。カフェで仕事をする人=ノマドワーカーというように、オフィスに行かずに働くというただそれだけの「小さな仕事のテクニック」のような話になってしまった。しかし、ぼくはノマドというフェーズを終えて、次のフェーズに移行している。それが、モバイルボヘミアンというライフスタイルだ。(「モバイルボヘミアン」27ページより引用)」
つまり、モバイルボヘミアンは新しいライフスタイルであり、この本はその新しい生き方の提案をしている、ということです。
まだ全体の4割程度しか読み進めていませんが、私がこれから行おうとしている、モバイル機器を駆使した仕事の究極の帰結として、このような生き方はひとつのあこがれでもあります。
その生き方に近づくためには、やはり仕事でモバイル機器を駆使することが必須となることから、日ごろからそのスキルアップに勤しみたいと思っております。