健康保険料の納付

 私が今年の3月末で前の会社を退職したことは、すでにいくつかの日記に記載しましたが、その退職後に、今まで会社を通して加入していた健康保険組合の2年間を限度とする任意継続を選択するか、その健康保険組合を脱退して新たに国民健康保険に入るかを選ばなければなりませんでした。

 この違いについては、ずばり毎月の保険料が高いか安いかの違いであり、国民健康保険料の方は前年の1月から12月までの自分の収入により計算されますが、私が入っていた健康保険組合では、勤めていた会社の全従業員の前年の平均年収で計算されます。

 私は、昨年まで勤めていた会社では大手企業の部長職並みの給料をもらっていたので、その会社の全従業員の平均年収よりだいぶ上の方でしたから、その収入で計算された国民健康保険の方がかなり高額の保険料となってしまいます。

 そのため、当然ながら安い保険料である任意継続を選びました。

 任意継続の手続きは、退職した3月31日の翌日である4月1日に健康保険組合の本社で行い、その日のうちに必要な保険料を支払うことになります。

 保険の支払いは毎月払い、半年前払い、1年前払いの3つから選ぶことができ、前払いの方がトータルの支払額が割安となっていましたが、会社を辞めた翌日ではまだ退職金などを受け取っていなかったので、特に支払いの用意はしておらず、手続きの際には1か月分の手持ち現金しかなかったため、そのまま毎月納付を選びました。

 このような保険料は現金しか受け付けないため、幾多のキャッシュレス支払いの方法を持ち合わせていても、何の役にも立たないことから、日本はまだまだ現金主義が根強いことを思い知らされました。

 毎月納付については、4月分はその場で払い、5月から9月までの月々の納付書をその場でもらいましたが、該当月の1日から10日までの間にそれぞれ納付しなければ、その時点で資格喪失となってしまいます。

 一方、一括前払いの方は一度納付しておけばその後は毎月納付する手間がなくなり、当然ながら忘れる心配もなく、またトータルの支払額も割安のため有利であるので、半年前払いができる10月以降の納付は、前払いに切り替えようと思っております。(健康保険料は国民年金保険料と同じく4月から翌年3月までの単位で支払いますが、国民健康保険のような2年前払いはないようです。)

 今はまだ前の会社の退職金が残っているので前払いできるのですが、早く収入の目途を立てないと、今後の資金繰りに窮してしまうことから、来月辺りから本格的に集客活動を繰り広げようと考えております。