ショパンのエチュード
今日は、好きなクラシック音楽の中から、ショパンのエチュードについて述べたいと思います。
ショパンはご存じの通り、ポーランドが生んだ最大の作曲家ですが、その活動拠点はほとんどフランス国内であり、Chopinという名前を「ショパン」と読むのはフランス語なので、この呼び方が定着しております。
英語読みだと「チョピン」となることから、もし英語圏で活動していたら、この呼び名で定着していたかもしれません。
ちなみに、母国語であるポーランド語では「ショペン」と読むそうです。
それはさておき、ショパンのエチュードは27曲残っており、そのうち24曲は12曲ずつ2つの作品集に分かれており、そのひとつは作品番号10で、その3番目に有名な「別れの曲」が、また12番目には「革命」が収められております。
また、もうひとつは作品番号25で、こちらは作品10ほど有名な曲はないものの、よく聞かれるのが11番目の「木枯らし」でしょうか。
私はこの「木枯らし」が特に好きで、右手の複雑な指の動きから、木枯らし有様を抒情豊かに表現している点に、哀愁すら感じさせます。
そういえば、この曲は映画やテレビドラマなどにも採用されているようで、そのような「宣伝活動」により有名になった曲のひとつなのかもしれません。
詳しくはウィキペディアなどで検索していただけると、いろいろと出てきます。
また、同じ哀愁という意味で好きなのが、有名な「別れの曲」で、こちらも同じ題名の映画やテレビドラマなどでしばしば登用されていますので、改めて語るほどではないでしょう。
ウィキペディアの説明によると、「別れの曲」という呼び名は、ショパンを題材にしたフランス映画の邦題に由来し、このように称されるのは日本のみだそうです。
ちなみに、海外では「悲しみ(哀しみ)」や「憂鬱」を意味する Tristesse の愛称で呼ばれることもあるそうです。(Wikipediaより引用)
本来、長調であるこの曲を哀愁と感じるのは万国共通のようで、人間の感受性も万国共通なんだな、と感じています。