参政党に思うこと

 先日10日に参議院選挙が行われました。

 その中で注目する政党があり、今回の選挙では大きな話題となっていました。

 その政党は「参政党」という新生保守政党ともいうべき党で、特に正しい情報をもとに本音を語り、既存政党の利権に真っ向から挑むという、ある意味日本人ならスカッとする理念を持っている党と感じました。

 私は普段は政治にあまり関心がなく、特に支持する政党はありませんが、どちらかといえば保守的な考えをもっているので、これまで自民党中心に投票してきました。

 ただ、戦後77年になろうとしている今日、既存社会に数多くのしがらみや軋轢、歪みなどがあることは事実ですし、何らかのきっかけでそれらを一掃するのが必要ではないか、とも思っていた矢先に、このような政党が誕生したのは、まさに歴史的必然なのかもしれません。

 この政党の公約は、教育、食と健康、国まもりとのことですが、いずれも今の日本が課題とすべき問題点があるように思われます。

 この場でこれらを批評するだけの見識をもっているわけではありませんので、それぞれを細かく論じることはしませんが、実感として思うことだけ述べたいと思います。

 教育に関しては、個性を伸ばすことに尽きるように思います。

 確かに画一社会の中で、偏差値教育一辺倒なのは以前から指摘されている問題ですが、一向に改善する気配がありません。

 社会の価値観は時代の流れの中で変動しており、富国強兵の時代の教育制度がそのまま残っているのであれば、制度そのものを現代の価値観に合わせて変えていくべきでしょう。

 食と健康について、私は以前、小麦のグルテン問題に関する本を読んだことがあり、それをきっかけに輸入物のグルテンフリーのサプリメントを飲んでいたことがありました。

 ただし、体調に特に変化がなかったので飲むのをやめましたが、食と健康に関する問題は、日本人のみならず人類共通の問題かと思います。

 国まもりについて、国防とは書かずこのような表現なのが不思議に思いました。

 これは本来の狭義の国防ではなく、農業を含めた日本の産業を守るとか、日本で生み出された付加価値の流出を防ぐことも含めてのことのようです。

 このように、今日の日本の問題の核心に迫った政党の今後の動向についても、注目していきたいと思います。