開業祝い

 私が今年6月1日に独立開業して、1か月半が経ちました。

 残念ながら、まだ顧客獲得には至っていませんが、現在さまざまな顧客獲得策を画策していますので、さほど心配はしておりません。

 種まきは徐々に行っていきますので、この秋までに何らかの見込み客から声がかかってくるものと思っております。

 そのような中で、近しい親戚やお世話になった元上司から、開業祝いの品をいただきました。

 頂いた品は、焼き菓子セット、掛け時計、置時計、そして陶人形です。

 焼き菓子は、妻の妹夫婦から頂いたもので、地元神奈川県の辻堂にある「湘南フィナンシェ」の焼き菓子セットでした。

 掛け時計は、義理の父母から頂いたもので、これも地元横浜の元町で展開している「タカラダ」が販売している陶磁器の皿状の時計です。

 12の文字盤のそれぞれの箇所に、横浜開港時期にまつわる品々の絵が描かれております。

 たとえば、蒸気船、ガス灯、人力車、馬車、蒸気機関車など、その当時の面影のあるものが絵皿に散りばめられ、見るものを楽しませてくれています。

 置時計は、吉祥寺に住む妹夫婦から頂いたもので、リズム時計製の半円形をした有田焼の磁器を枠とした時計で、花柄が控えめに設えており、品の良さを感じさせています。

 そして、陶人形は七福神のうち「恵比寿様」と「大黒天様」をあしらったもので、税理士をしている元上司からいただきました。

 小林牧牛という人の作ったものだそうで、高島屋の包み紙で送られてきたことから、おそらく展示会で購入いただいたもののようです。

 そのように考えるのは、入っていた説明書に「高島屋日本橋店にて小林牧牛の陶人形展」と履歴の記載があったからです。

 その場所での陶人形展も2002年から記載があることから、20年来、展示会販売しているものと推察されます。

 このような開業祝いは、私のような細々と開業するような者にはちょうど良いくらいの品ではないか、と思っております。

 通常、開業祝いといえば、それこそ入り口に豪華な胡蝶蘭のような花類が連想されますが、それは業者が業者に対して行うものでしょうから、私の場合はむべなるかなと思います。