コロナ禍に思うこと

 昨日、久しぶりに横浜駅隣接のデパートで買い物に行きました。

 コロナ禍でマスク着用とはいえ、コロナ前とほとんど変わらない人出でした。

 2年前のコロナ発生直後の状況とは一変しており、マスクさえしていれば通常と変わらず活動できる、とでも言えそうな雰囲気を感じました。

 この2年間で、社会の体制は大きく変わってきています。

 当然ながら、不要不急の外出自粛や在宅勤務の推進などの影響で、生活様式も様変わりです。

 かつてないほどの経済損失により、国・自治体からの補助金・給付金がないと生活が立ち行かない事態となり、特に中小零細企業はコロナ特別融資の返済猶予を受け、なんとか食いつないでいる状態となっています。

 ところが、この返済猶予も近々終わりとなり、そろそろ返済が始まろうとしているとのことを耳にします。

 はたして、返済が開始できる企業がどのくらいいるのでしょうか。

 冒頭のデパートの例では、消費に関してはかなり復調となっているので、少なくとも対消費者商売(B to C)の小売り・飲食などは、ネット通販を含めかなり回復しているようです。

 その一方で、対事業者商売(B to B)の製造・卸などはどうでしょうか。

 昨今の円安や原油高、資源高による原材料費高騰の中で、思うように販売価格に反映できず、粗利が大幅に減少してしなっている状況のようです。

 このような事情は対消費者商売でも同じではありますが、要は食料や資源を海外頼みにしていることで、供給力が左右されてしまうことが利益圧迫の要因でしょう。

 聞くところによると、日本は食料自給力が4割弱のため、先進国でも食糧の海外依存度が突出しているとか。

 このような情報は、今現在行われている参議院議員選挙で選挙演説している中で伺った話ですが、事実とすれば、食料自給力、エネルギー自給力を高めることが、これからの日本の方向性といえるのではないでしょうか。

 そのためには、まず国内農業の振興(復興?)や、確固たるエネルギー対策を推し進めることが必要だと思います。

 そして日本人には、それを十分に発揮できる英知が宿っていると思います。

 いつのまにか政治の話になってしましたが、コロナ禍の中で思うこととして、ざっばくに記述してみました。