誕生日での出来事

 昨日、2022年7月8日は、私の60歳の誕生日です。

 60歳といえば、いわゆる還暦といわれる年齢となります。

 日に日に体力や機能の衰えはありますが、老年化したという実感はあまりありません。

 そういう意味では、まだ気は若いと言えるかもしれません。

 この記念すべき日に、なんともおぞましい事件が起こりました。

 前の首相だった安倍氏が、凶弾に倒れたのです。

 第一報は、昼のニュースで知りました。

 ちょうど事務所から昼食で外出し、戻ってきてパソコンのYouTubeを見ると、リアルタイムのニュース番組の動画がアップされていたのです。

 正直驚きましたが、その報道ではかなり容体が危ないことから、結構心配しました。

 私は自民党の支持者でも、安倍氏の支持者でもありませんが、今後の日本の行く末を考えると無くてはならない方とは思っていましたので、一命を取り留めてほしいと願ってはいました。

 しかしながら、夕方帰宅してテレビを見て、やはり最悪の結果を知るに至りました。

 心からご冥福をお祈りしたいと思います。

 このような事件では、よく民主主義への挑戦だとか、言論に対する卑劣な蛮行いわれますが、私は別のことを考えていました。

 昨今では無差別な殺人事件が国の内外で発生しております。

 このような事件は、実行犯の身勝手な、自己中心的な行動によりもたらされていると考えています。

 なぜ身勝手な行動が起こるのか、それはやはり自己さえよければ、という利己的な考えが支配し、他己に対する配慮が欠如していまうのではないかと思うのです。

 つまり、自分中心主義で周りのことはどうなってもいい、という論理なのです。

 自愛することはもっともだと思いますし、それを表現するのは自由ですが、他人を巻き添えにすることとは別だと思います。

 その意味でも、他人を思いやる心を常に持つことが、このような事件を少しでも減らせる方策となり、その根幹となるのが「教育」ではないでしょうか。