クラシック音楽を嗜む経緯
私の趣味の一つに、クラシック音楽鑑賞があります。
これは私が中学1年生のときに、母方の叔母からクリスマスプレゼントとして、ベートーヴェンのオペラのレコードを買ってもらったのが、始まりと言えば始まりです。
少し中途半端な表現をしましたが、その前の小学校時代に、家にステレオセットと、17センチ盤のクラシック全集20枚組があり、それを好んで聞いていたという前振れがありました。
どちらかと言えば、クラシック音楽を聴きたいというよりも、当時のレコードやステレオなどの機器類に興味があったようで、これはのちのオーディオ好きやパソコン好きに通じるものだったと思い返されます。
いずれにしても、その頃からクラシック音楽を嗜んでいたわけで、小学生にしては少々高尚な趣味だったのかもしれません。
当時、好きな曲はハイドンのセレナーデやチャイコフスキーのこんぺい糖の踊りで、前者はヴァイオリンの音色の美しさに、後者はチェレスタの音色の妖しさに魅了されました。
この後、だいぶ経った高校生の時に別のクラシック全集でハイドンのセレナーデを別演奏で聞きましたが、小学生の時の感動はありませんでした。
やはり、初めて聞く感動は、特にクラシック音楽に関しては、曲そのものより演奏如何が大きく作用していることを改めて認識しました。
また、小学生当時、親から買ってもらったレコードに、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲があります。
この盤も同じく17センチで、第1楽章がA面、第2、第3楽章がB面となっていますが、このメンデルスゾーンの曲は、第1楽章と第2楽章の間が続いていることを、後の30センチ盤で知りました。
このように、小学校に時代からクラシック音楽に親しんだことで、中学校時代に将来の職業として「作曲家」になりたい、と言っていました。
もちろん、経済的なことは一切考えていないので、親からは反対されましたけど。