事業再生研修に参加しました

 昨日(6月17日)、事業再生研修に参加いたしました。

 この研修は、私が以前、中小企業診断士の登録養成課程として、神田にある「日本マンパワー」に通っていた際の講師が主催しているものです。

 登録養成課程は3月で修了しましたが、その同期メンバーの一人が継続的なスキルアップとしてその講師に働きかけ、有志の非定期の勉強会として開いたものです。

 

 研修会は月2回、計6回のプログラムで、東京、東日本橋の公共施設(今回は久松町区民館)でリアル講義として行われました。

 主な内容は次のカリキュラムです。

 1回目:経営改善計画の全体の流れとポイント、実態バランスシートと中小企業特性

 2回目:正常収益力、キャッシュフロー分析、債務超過解消年数、債務償還年数

 3回目:金融機関が重視する合実(実抜)計画と金融支援、他

 4回目:リスケジュールによる金融支援のポイント、他

 5回目:DDSによる金融支援、DDSの経営改善における効果

 6回目:事業性評価・分析、ビジネスモデル俯瞰図、アクションプランと数値計画のポイント、他

 ご覧の通り、事業再生に係るかなり専門的・実務的な内容を学ぶことになります。

 1回当たりの時間は午後6時30分から午後9時30分の3時間で、毎回研修後に慰労会が開催されます。

 昨日の研修会は講師を除く参加者が8人で、その後の慰労会もほぼ全員が参加いたしました。

 慰労会では、本音ベースで研修内容のことや最近の診断士事情、独立開業など、研修でき聞けない情報があり、たいへん有意義なひと時でした。

 

 昨今のコロナ禍による低利融資で返済据え置き期間がいずれ終了した時に、まだ業績が回復せず借入金返済が困難な中小企業が多く見込まれると考えられます。

 そのため、返済計画の抜本的な見直しが必要となるため、事業再生支援は今後必須の対策となることでしょう。

 その重責を担うため、今回の研修を機にさまざまな知識・スキルを積極的に得ていきたいと思います。